そして、高野連の皆さま方、世間体よりも、その生徒の気持ちを汲み取ってください。お願いですから優勝旗の返還これじゃあ、プロ野球の腐った上層部と一緒じゃないですか…
部長含む学校関係者の方々、どれだけ傷つけたか理解しているんですか?厳しい処分を甘んじてうけ入れてください。軽すぎたら自ら身を引くくらいのことをしてください。
ご家族の方、時期を考慮して上げてください。つらい気持ちになった生徒を無言で慰めてあげてください。
マスコミの皆さま、必要以上に騒ぎ立てないであげてください。
匿名で密告の電話を入れた方、そんなに蹴落したかったんですか?今度はマネージャーが援助交際したという垂れ込みでも流すつもりですか?
これは、りさふぇるなんです様のところにも書き込んだ内容をもうちょっと詳しくしたものです。
梨華さんは中学時代、美術部に所属していました。
そこでは毎日のように部員や顧問教師を巻き込んでの言葉の暴力を受け続けていました。
理由は単純で、他の部員に比べて下手だったからです。(他にも理由はあるが後述。)
「下手糞」「描くな」「えー、梨華(実際には本名で呼ばれているところは全部「梨華」に差し替えます)の絵なんて見たくなーい。」と。
梨華さんは好きで入った部活だから、鍛えるために毎日石膏相手にデッサンや風景画を描いていました。
うしろから「無駄だよ。人の芸術能力なんて個人差があるんだ。ダメなやつは何をやってもダメ」という声が聞こえてきてもです。
帰る時「あー、やっと帰ってくれたー。」「うちのレベルが下がるからいらないんだよね、あんな下手なの。」という声が聞こえても通いました。
部活だけならまだしも、梨華さんはどうやら学校の教師陣からブラックリストに入れられていたようでした。
成積も並、遅刻も早退もしない、通学路だって守ってる、校則はおろか生徒手帳にも書いていない先輩達が決めた理不尽なルール(髪留め用のリボン禁止など)に無言で従っていたのにでした。
理由は以下のとおりです↓
担任の教師から「いくら成積良くても、おまえみたいな社交性が無くて(いつも1人でいたから、というより誰も私に近づこうとしなかった)人より動作がのろくて情緒不安定(理由はあるのですが、ややこしくなるので割愛。ただ、私ではどうしようもないところに原因があるのは事実です。)なやつは社会で通用しねえ。」とはっきりと面談で言われました。
その担任、もっと他に注意するべき人間、
たとえば、東急ハンズのパーティーグッズで売っているような派手な色とカールの髪の毛をして、だらしなくジャージを着て(私の通っていた公立中学には校内では無からず体操着ですごさなければならないという理不尽な規則がありました。おかげでウン万もする制服は年に数回の式典にしか使われない無駄っぷり。毎年もめてるのに未だにそれが無くなる気配がないんだよなあ…。)、眉を極端に細くしたり、剃り込みを入れたりして、京劇の仮装でもするつもりかと突っ込みたくなるような化粧をしたり、素足で上履きのカカトを踏んで歩くような生徒(まだいたんですよ。私の代にはこういう不良。)には見て見ぬふりで、
ちょっと掃除をさぼったりした(ごく普通の男子生徒)は呼び出して殴る人間でした。
りさ様曰く、弱い人間に体罰は向かうっていうのは本当なんだなと痛感しました。
次の担任になった中年の女性教師は典型的な「問題起こさないでー」な事なかれ主義でした。
こんな教師陣を見ていたら生徒だって当然影響されますわな。
テストが近かったので参考書を読んでいたら、目の前で男子生徒の先輩に「うっわー、ブサイクが気取って参考書読んじゃってるよ。キモチワリィ
。」と平然と言っているのに何も注意しませんでした。その女教師。
今でも一字一句覚えてるよ。校則違反の二人乗り自転車しながら言ってくれて。
容姿へのコンプレックスを一生取れなくさせてくれてありがとう。男の先輩方。
そいつらをたしなめるどころか「梨華さん、気持ち悪いって言われないようにしないとね。」とのたまう女教師。
昨日お風呂に入って髪と体を洗って爪を切って、今朝歯を磨いてちゃんと顔を洗って、髪をブラシで綺麗にとかして黒いゴムで1つに束ねてて、無表情で本を読むことがそんなにキモイんですか?と言いたかったけど、こんな事なかれ主義の人間になに言っても無駄だと思って堪えました。
部活のほうも相変わらずでした。暴言に耐えながら鍛えるしかありませんでした。
こんな状況、親に言えるわけありませんでした。
実際、部の中で郡を抜いて下手だったからあちこちで暴言を言われても仕方ないと思っていたし、祖母はガンに侵されて入院しているから負担をかけさせたくない。なにより、大事な家族が悲しい顔をするの見たくないから。
当時、購読していた雑誌の投書欄に「たかが3年間でしょ、なんで我慢できないの?」というフレーズがありました。
そうだよ、どんなに言葉の暴力を吐かれても3年間我慢すればいいんだよ、絵だって、成積だって努力すれば絶対伸びる!
そう思ってやっていく…はずでした。
うちの親宛に密告の電話が入るまでは。
とたんに親が私の知らない所で学校やらなにやらを巻き込んで大騒ぎし出しました。
私が嘔吐を繰り返して学校へ行けなくなった途端、こちらの意向を聞かずに勝手にサポート校?みたいなのを手配し出して、勝手に精神科へ連れて行って(その時に自分が他の人と違う何かがあることが判明。ここでは詳しくいいません。)、勝手に規律が厳しい全日制の東京の私立高校を受けろと言い出して。(当時の神奈川県の公立高校の進学制度は中学2年からの出席・成積も加味されるので無理、県内私立もその成積を参照している。バイトなんて出来るわけないのに定時制なんか通わせられるか、通信制は授業料が高すぎるし、お前みたいな性格じゃ絶対続かない。などなど私のいないところで勝手に私に相応しい檻に閉じ込めたようでした。)
今考えたら梨華も馬鹿すぎでした。親の言う事だからきちんと聞こう、として何も逆らえませんでした。
裁判沙汰とか無かっただけマシだったかもしれません。
それと同時に父方の祖母が亡くなったのも悲しかったです。(だって、自分がもう助からない末期ガンで苦しんでいるのに、「大丈夫、梨華は優しい子だから必ず大切にしてくれる人が出てくる」「酷い事を言った人は何も分かってないバカだから、絶対社会で不幸な目に会うから。」「心配せんでいい、おばあちゃんが元気になったら何か好きなものを買ってあげる」「うちの家系にはね、頭の悪い人は誰1人おらんから、勉強すれば大丈夫」とかばかり、亡くなる直前に言っていたそうです。)
重なって、何かが大きく音を立てて崩れた気がしました。
なんだよ、せっかく自分で必死で戦ってきたのをなんで自分と全く関係ないところでつぶすのって!
密告で暴力が発覚したときの部員もこんな気持ちだったのでしょうか。
親に心配かけさせたくなんかなかったのに、あたふたしたり、不器用なのを直して安心させたかったり、勉強や絵をよく努力して何も知らないみんなを見返したかったのに。(結果を求めようとしたからダメだったのかもしれませんね。)
一度親に「ねえ、あなた。学校でいろいろ言われているって本当なの?」と尋ねられても、その時は「んなわけないって。私が頭悪いから注意されてるだけ。言われないように今度のテスト頑張るからー。」と軽く返すことができたのに…。
「できたばっかりの公立高校があるみたい、制服は比較的可愛いし、施設も充実しているし。そこだったら部活も楽しいかな…。」とか思いながらテスト勉強頑張ろうとかそう思っていたのに。
その密告した人間は後から知ったのですがクラスメートの1人で、当時の科目担当の女教師が「本当にグズグズしているんだから、まるでおしめをしてる幼児を相手にしているみたいじゃない!」とクラスメートの目の前で私に対してのたまった時、私に向かってゲラゲラ笑っていた人間でした。
そんな人間が、ちょっとでも悪い状況だと思ったんなら、なんで誰もいないところで私に謝ったりしてくれなかったんだよ、なんで私に言わずに親に言うんだよ。なんで当事者と話し合わないんだよ。
高校生になって、もうあんな経験嫌だというのと、遠距離通学だったのでどこにも所属せずに自由に絵を描いていました。いつのまにか、勉強とかもすっかり投げ槍モードになってしまっていました。
ある時、クラスメートに「あんたなんで漫画研究部に入ってないの?これだけ上手なのに。」と言われました。授業中、ノートにぼへーと描いた落書きを見てです。
たぶんお世辞なんだろうけど、ほんの少し救われた気がしました。今でも漫画チックなイラストをたまに描くのはその台詞の影響が大きいと思います。
過去回想おしまい。
なにがいいたいのかというと、不可抗力で奪われるのって想像以上の傷跡を残すんです。
あ、最後にフォローします。うちの親は基本的に若干過保護気味なところはありますが、私を育ててくれた良き親です。
この件に関してだけがどうしても納得できなかったので。私のいないところでどんどん進めていったのは…。


